東京 下北沢 クラリスブックス 古本の買取・販売|哲学思想・文学・アート・ファッション・写真・サブカルチャー
東京都世田谷区下北沢の古本屋「クラリスブックス」
あれからはや9カ月、当時はいかにも新品という風貌だった手帖カバーの、現在の姿がこれ。
写真でみると何も変わっていないようにも思えますが、少しずつツヤが出て、手にもしっくり馴染んできました。
そしてもう一点、今年の春くらいに購入した名刺入れを紹介します。
実はこの名刺入れ、リクエストに応じて店主の中村さんが新たに開発してくれたものなのです。僕はクラリスブックスに勤めつつライターとしても働いているの で、数種類の名刺を状況に応じてサッと取り出せる名刺入れを求めていました。それまでつかっていた名刺入れだと、各ポケットに2、3枚程度入れるだけにし ておかないと詰まってしまってサッと取り出すことができず、さらに困ったことに、ポケットが深すぎてどこにどれが入っているかがわからなかったのです。そ んな悩みを中村さんに相談したところ、「じゃあ数カ月後につくってみます」とのこと。果たして数カ月後、本当につくってくれたのがこのシンプルかつシステ マティックな名刺入れだったというわけです。
▲ パカッ
▲ ペロッ
自分の曖昧な思いが具体的なモノとなって現れたことに、感動しました。さらに購入後も、微妙なマイナーチェンジの要望に対応してくれたり、使用感の 報告に真剣に耳を傾けてくれたりと、何よりも「つかう人」のことを第一に考える中村さんのモノづくりへの姿勢にあらためて敬服し、再度ブログで紹介しよう と思った次第です。
つかう側としても身が引き締まり、愛着も増します。仕事がんばろうってなります。がんばります!いまやこの2つは僕にとっての基本装備です、戦友です。
ちなみに、クラリスブックスの面々は、3人ともシンプルソングの革小物を愛用中。
▲ 高松の私物――四つ折財布。
▲ 石村の私物――豆本みたいな名刺入れ(奥)と、スリムなキーケース(手前)。
中村さんは日々試行錯誤をくり返しつつ、新たな商品開発に取り組んでいます。つくる人の顔が見えて技が見えて思いが伝わる、とてもよい店です。下北沢にお越しの際は、ぜひ寄ってみてください。できればクラリスブックスにも。