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東京都世田谷区下北沢の古本屋「クラリスブックス」
「春の小さな古本市」(水戸芸術館) レポート
2014年3月
文・石鍋健太
2014年3月21~23日(金・土・日)、「拡張するファッション」展を開催している水戸芸術館の「春の小さな古本市」に、クラリスブックスが参加しました。
「春の小さな古本市」は、水戸芸術館で毎年実施される「高校生ウィーク」という、高校生または15〜18歳の方を対象とした展覧会無料招待期間のプログラムのひとつ。期間中(3/9〜4/6)はギャラリー入場者が誰でも利用できるカフェが開設され、さまざまなワークショップも企画されています。このカフェの隣りに、3月21〜23日の3連休、Li:ttle(水戸)、古書 信天翁(日暮里)、オヨヨ書林(金沢)、クラリスブックス(下北沢)が出張店舗を構え、期間限定の小さな古本市が出現!「拡張するファッション展」を見にきたお客様たちのために、アートやファッションの本、絵本や雑誌などさまざまな本を販売したのでした。
今回、クラリスブックスのブログで『拡張するファッション』について書いたことをきっかけに声をかけていただき、参加する運びとなりました。「書く」ことからの拡張です。嬉しいことです。
水戸の古本屋「TRIXIS BOOKS」さんの発案で昨年から始まったこの古本市。「拡張するファッション」展会場から直接入れるようになっており、古本市の奥にはこちらも期間限定の「カフェ・トリガー」があって、なんと無料でコーヒーを飲んだり、座って休憩したり、林央子さんらの推薦図書などを楽しんだりできるのです。
さらに工作コーナーまであって、どの道具も自由に使ってよいとのこと。出先でいきなり裁縫するなんて難易度が高いと思いきや、「拡張するファッション展」に触発されたのか、客席を見渡すとけっこうたくさんの人たちがせっせと布に糸を通していました。
アートディレクションは、fumiko imano さん。ピンクの手書の英字がとてもすてきで、印象に残ります。期間限定のお店とは思えないほど完成度が高く、とても落ち着いた空間でした。
▲ 水戸芸術館が実施する「高校生ウィーク」関連行事のひとつなので、地元の高校生ボランティアたちが楽しそうに働いていました。みんな元気。
一冊の本を読んだことから始まり、いろいろなご縁や偶然を通じて「拡張するファッション展」にこうして関わることができて、本当に嬉しく思っています。みなさん本当にありがとうございました。
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