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東京都世田谷区下北沢の古本屋「クラリスブックス」
「林央子トークイベント in クラリスブックス
―暮しのなかの小さな拡張―」 レポート
2014年4月
文・石鍋健太
クラリスブックスでの初めてのトークイベントが下記概要で開催されました。
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林央子トークイベント in クラリスブックス
―暮しのなかの小さな拡張 ―
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1990-2000年代、クリエイティブファッションの前線に飛び交う声に耳を
傾け続けた林央子さん。彼女の考察と報告の結実であり、そのまま同時代の
カルチャーマップでもある『拡張するファッション』の刊行から3年を経て
一冊の本は展覧会へと育ちました。そのあちこちに仕掛けられた「拡張」の
種は、これからどのように芽吹いていくのでしょうか。日々の暮しのなか、
拡張したがっている私たちのクリエイティビティを見つけるために。
◆日時:2014年3月30日(日)16:30〜17:30頃(開場16:00)
◆出演:林央子、石鍋健太(クラリスブックス)
◆来場者数:20人
◆参加費:1,200円
◆会場:クラリスブックス 東京都世田谷区北沢3-26-2-2F (下北沢駅北口徒歩3分)
『拡張するファッション』という一冊の本を読んで、「これを書いた人に会いたい」と思ったのが二年半ほど前のこと。そのときは、まさかその思いがこのような会に結実するとは想像もしていませんでしたが、その後クラリスブックスという場をつくって、いくつかの出会いがあって、するするといろいろなことが決まっていきました。
いかに主体性をもって世界と関わるか。自分のなかに拡張したがっている小さな何かを見つけられるかどうか。暮しのなかのクリエーションとはどのように実践されるのか。
林央子さんとお話をするなかで、そういった事々についてたくさん考えました。その考えをプロテクトするのではなく、シェアしていくこと。それが今回のトークイベントのテーマだったように思います。
「裏テーマは ”出会い” ですね」
打ち合わせの際、林さんがぽつりと言ってくれた言葉が心に残っています。ものすごい雨と風のなか足を運んでくださった参加者の皆さま、どうもありがとうございました。